ジレットモデル

ジレットモデルとは何か

ビジネスモデルの中でも、マッチングモデルや小売りモデル、また二次利用モデルなど、その内容がわかるものがありますが、ジレットモデルという言葉をご存知でしょうか。
ジレットモデルというのは「消耗品」を利用して収益を上げるビジネスモデルです。

なぜ消耗品を利用するビジネスモデルがジレットモデルというのか?というと、消耗品を利用したビジネスを最初に行ったのが「ジレット」という髭剃りを販売している企業でした。
ジレットという商品を販売する時、髭剃りそのものを無料配布したのです。
こうした無料配布は大きな話題となって、本体を無料で配るという費用は大きくかかったと思いますが、ジレットという名前は世界に大きく広がったのです。
知名度を上げたという事もありますが、髭剃りは本体を購入してもらう事で、「継続的に消耗品を購入してもらえる」というメリットがあります。

実際、ジレットの替刃は他の替刃よりも高い、しかし質の高い本体を無料でもらっているのですから、消費者は文句も言えません。
高いけれど本体をそのままにしておくのももったいない、すると本体を貰った多くの方がジレットの替刃、つまり消耗品をたくさん購入することになるのです。
消耗品の売り上げで利益を得られるということがわかっているからこそ、ジレットは知名度を上げたほか、未来の利益を考える事が出来たのです。

活用されるジレットモデル

このジレットモデルは多くの企業が右にならえ、同じように利用しました。
昔非常に高かった家庭用プリンターですが、今は本当に安く購入できるようになっています。
1万円から2万円で、家庭用なら十分なものが購入できます。

しかし、インクはどうでしょう。
1本800円から1000円位します。
セットでは5000円位です。
通常、5色くらいの色のセットになっていますのでこの位の金額が必要です。

純正インク以外ならもっと安く購入できるのですが、故障してしまう事が多いという点、また補償期間であっても、純正を利用していなかった場合、補償で修理してくれないという事もあります。
そのため、「高くても純正品」を購入することになるのです。

またもしも故障となった時、修理に出すと高くつくので、だったら買ってしまう方がいいとその後継品などを購入される方が多いです。
同じメーカーの同じシリーズだと、使い方なども同じで扱いやすいですし、インクも同じもので引き継げるという事も多いため、結局同じメーカーで購入される方が多いです。
ジレットモデルは、消耗品を売るという事で行うビジネスモデルですが、消耗品を売るだけではなくその他にも利益につながっていくことが広がっていくという特徴があります。